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Dear Major Leaguer GODZILLA MATSUI

「決断した以上、命をかけて頑張りたい」読売ジャイアンツを辞めてメジャーリーグ入りを決意した時の松井選手の言葉です。
あれから丸二年の歳月が流れ、松井は確実に進化し結果を残し2005年のシーズンに突入しています。今年のシーズン前の雑誌のインタビュー(THE NIKKEI MAGAZINE 3月号掲載)の中~

『「僕から見て、ああ、自分より野球センスあるなー」という選手はたくさんいます。でも逆に「もったいないなー」とも思うんですよ。大事なのは思考回路です。どういう風に打とうかなとか、イメージを膨らまして、自分で深く考えることです。』
その「足りない素質」を補うのは「思考」だという。
そして松井の手の豆について触れているのですが、びっくりすることに「1シーズン150試合以上を戦い抜いた選手の手とは思えない綺麗な手なのです。バッティングの鉄則は「楽に打つ」。
「巨人時代には体力に自信があったので、どんどん素振りをしても平気だったけど今はね、体力勝負だから」連戦が続く真夏の二ヶ月は広大な北米大陸を飛行機で移動しながら、休みはわずか三日だ。
その一見さぼりとも受け取られるような行動も彼にとっては合理的な決断だった。練習を休むマイナス面と休む事で体力を温存し士気を維持するプラス面を天秤にかけた。その勝利の方程式を解いた結果、回答は「素振り中止」と出たのである。マメができる原理は簡単だ。「無駄な力が入り擦れるから」である。そして無駄な力は、イコール「コントロール不能な力」のことだ。
「打つと言う事はセンチ、ミリ単位の世界の話なわけでしょ。余分な力は、正確なバットコントロールを狂わせる。自分がコントロールできる範囲で、力を伝えられれば一番いい」。「楽に打つ」とは余分な力をいれないことであり、それができればマメは自然に消える。

0.4秒。投手の手を離れてボールがホームベース上に届くまでの時間だ。「本当にビビリそうな場面で、ビビらないために、自分が何かをやっているかといったら、特別なことは何もやっていません。訓練と経験。それ以外ない」
「訓練と経験」の行き着く先は平常心だ。邪念に惑わされず、凪の心をもった者だけが、超高速の戦いを制する。

「訓練と経験」を積み重ねこの凪の心をもった「思考回路」で「楽に打つ」ゴジラ松井、今年は過去二年にはない自信を持ってるなーと多くのTVインタビューを見て思っておりましたが、上記のインタビュー記事より「ふむふむ」と納得したのでした。今年はきっとメジャーリーグのホームラン王になるでしょう!
平常心でゴジラ松井!

ヨガと鼻呼吸と花粉症

先日友人からヨガのレッスンを初めて受けました。全身の筋肉を動かし、とてもいい汗をかきました、特に身体にいいなーと思ったのが鼻呼吸を多く取り入れているところでした。鼻呼吸をすると口から息を吸う時とは違って、何よりも鼻の粘膜で空気が浄化されるのが感じられます。綺麗な空気になって吸収されるのです。
そんな折、以前より鼻呼吸を提唱されている西原克成博士が昨夜の日本経済新聞で「花粉症、アトピー、ぜんそくなどのアレルギーが原因の病気はすべて口呼吸が原因で引き起こされている」と警告されていました。
これからの季節、鼻呼吸して身体の自然な機能をフル活用して花粉症と向き合っていければと思います。まずは、意識して口を閉じて、自然な鼻呼吸のくせをつけたいものです!

韓国研修報告 in Seoul

氷点下5度のソウルに行ってきました。朝晩の寒さは身体を芯から冷やし、日本人なら身体を前傾して丸くなって歩いてしまう、そんな中、24時間にぎわっている東大門では、韓国人は薄着で街を闊歩しているのです、中にはトレーナー一枚の人も・・

ところで今回は、前回(3年前)に行った調査「韓国人と日本人の姿勢の違いについて」の続編で韓国人モニターのご協力を得て、前回実施できなかった姿勢チェックとインタビューを行い、両国の文化・習慣・意識がどのように姿勢に影響し、実際にその特徴が姿勢や症状にどう反映されているかを調べてきました。
14歳から41歳までの男女30人の姿勢チェックさせて頂きましたが、やはり足の形は綺麗でした。O脚の人はたった3人(内女性はたった一人)。言葉自体聞いた事がない人も。
その他、姿勢と習慣・文化の関係等、様々な違いが明らかになり収穫の多い研修となりました。

また、インターネットテレビを使い日本橋のKIZUカイロクリニックと韓国のホテルを結び、実際に日本橋に来院された患者さんの分析をしたりお話したり、韓国での姿勢チェックの模様を日本にリアルタイムで送ったりと、カイロプラクティック版遠隔治療を試験的に実施できました。

今回の研修では多くの皆様に多大なるご協力を頂きました。
お忙しい中ありがとうございました。この場をかりて心より感謝いたします。
通信回線ソフト等 株式会社ベルネットの皆様
通訳 チョンさん、キンさん、都知美さん

ユニクロシーツの感触

先日、ユニクロのブランドで有名な「ファーストリテイリング社」の取材協力をさせて頂きました。新規にホームファブリック事業を始めるにあたり新商品であるシーツの感触についてお答えいたしました。
日頃、治療を通して、まくらの形状、寝る姿勢、マットの硬さ等、骨格構造に関する事は多くの方にお伝えしています。また睡眠サロン「NAPIA」では、それにプラスして睡眠の環境作りに、こだわりを持って接してきましたが、正直この皮膚感覚については軽く考えていました。このシーツに触れて実際に寝てみて「これは気持ちいい!」、この感触は「自律神経の安定」に有効であり、「安眠」という目的を達する上で新たな重要なファクターとなる気がしました。

その後のサンプルシーツを2,3日使わせて頂くはずが、そのまま使い続けてしまい外せなくなってしまいました。シーツの品質表示である「スレッドカウント」、これからよく耳にしそうです!

院長 木津直昭

■インタビュー記事です。
ファーストリテイリング社(ユニクロ)の取材協力させて頂きました。
2月1日(火)UNIQLO.COM.HOMEに掲載されています。

新年を迎えて

年末からお正月にかけての休み中、自宅でゴロゴロしていた方に身体の変調を訴えるケースが多く見受けられました。自宅に長時間いると歩く事も少なく悪い姿勢を取りやすいために構造的問題を起こしやすいのでしょう。これもちょっとした工夫で防げるのです・・・。

今年も多くの方に姿勢の大切さを伝えて行きたいと考えています。日々の治療の中、姿勢スクール、姿勢シンポジウム(3月21日に第7回開催予定)を通じて、その人の状態に応じたプレゼンテーションを行えればと思っています。
究極の目標は、カイロプラクティック治療が必要でないようにするためにです。
この目標に向かってスタッフ一同邁進いたしますので
今年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。

院長 木津直昭