抗重力セラピー®️ 施術変化

抗重力セラピー®️の効果

現在、抗重力セラピー®️の効果を検証しております。40代の女性(以下の症状)へ、身体の軸を分析し、軸調整と抗重力セラピーを行った結果について報告いたします。

40代女性 

症状:3ヶ月前からの外反母趾痛、内反小趾痛、膝痛

▪️施術前 立位姿勢検証

左足重心の時に左外側に重心を持っていく片足立位姿勢になっていました。この女性の場合、左足の回内足(オーバープロネーション気味)が存在し、結果、上行性連鎖によって左骨盤を前傾にさせています。この床からの力のベクトルの方向がこのような左外側に大きく頭位が変化している要因であります。

▪️施術後 立位姿勢検証

この女性には、抗重力セラピーによって、軸調整を行い、腰椎の動揺性を改善させ、骨盤の状態をニュートラルに整えました。また、左足回内足に関しては、距骨・舟状骨矯正を行なっています。結果、1週間後には重心軸が整い、歩行時の外反母指痛、内反小趾痛は改善しました。膝痛は少し残りましたが、その後の2回の施術で膝痛も改善しております。

考察:抗重力セラピーは床からの力のベクトルを身体の中心に戻します。人間は重力下において関節や様々な組織に体重をかけてしまいます。何故なら人間は楽を好むので、筋力を使わずに身体の組織の何処かに載せる方が楽であることを知っているからです。

 但し、その組織への負担は、はじめのうちは痛みや障害が起こらずに問題なく感じます。しかし長年累積した負担は、関節や組織に痛みや障害を起こさせるのです。レントゲンやMRIで出た結果は、原因ではありません。それは結果を見ているだけです。原因は、この重力下で起きている負担の累積なのです。不定愁訴や関節痛でお困りの方は、早期に『抗重力セラピー』で身体の軸を調整することをお勧めいたします。

文責:木津直昭