ジストニア患者症例
このジストニアの患者さんには、五年前から始まった辛いジストニア症状で苦しんでいました。
1回目の施術で5年間左回旋出来なかった首が、左回旋できるようになりました。また、二回の施術で歩行相、全身の緊張がリリースされました。
今までは様々な医療機関でボトックス注射や筋肉を柔らかくする、またマッサージするなどの治療をしていたようでしたが効果はあまりなかったとの事でした。
ジストニアは、脳の「大脳基底核」の機能異常により、運動のブレーキが効かなくなる(不必要な筋肉にまで命令が飛ぶ)状態と考えられています。頸椎、特に上部頸椎には、姿勢制御に深く関わる網様体(もうようたい)や前庭神経核といった脳幹の構造物への強力な入力があります。

▪️今回は、5回目の施術

神経学的アプローチ(右脳活性化戦略)
今回行った施術は、徹底した「右脳への入力集中」です。
- 視覚刺激:左外側(左視野)から光を入れる
- 左視野からの情報は、両目の網膜の右側に投影され、右側の視索を通って右脳の後頭葉(視覚野)へ届きます。
- 嗅覚刺激:右鼻からアロマを吸わせる
- 嗅神経は交叉しないため、右鼻からの刺激はダイレクトに右脳(前頭葉底部や辺縁系)を活性化させます。
- 運動刺激:左足での片脚スクワット
- 左半身の随意運動は、対側支配である右脳の運動野・前頭葉を強力にドライブします。
この戦略による「ジストニア抑制」のメカニズム
- 右脳の機能向上: 姿勢制御や空間認知、そして「抑制(ブレーキ)」を司る右脳の出力を高めます。
- 左脳への抑制(半球間抑制): 活性化した右脳が、脳梁を介して、過剰に興奮して右半身に異常な筋緊張命令を出していた「左脳」の活動を抑え込みを狙っています。
この一連の「右脳への刺激」が、なぜ右半身の固まり(ジストニア)に効くのか、そのロジックを再構築します。
- 右脳の機能向上: 姿勢制御や空間認知、そして「抑制(ブレーキ)」を司る右脳の出力を高めます。
- 左脳への抑制(半球間抑制): 活性化した右脳が、脳梁を介して、過剰に興奮して右半身に異常な筋緊張命令を出していた「左脳」の活動を抑え込みます。
2026年3月10日
KIZUカイロプラクティック 木津直昭
