No.165 骨盤のゆがみと腰痛 26才 女性 営業職

症状

骨盤のゆがみと慢性的な腰痛、背部痛を訴え来院。就職後、腰痛に始まり、背部痛や肩こり、疲労感を強く感じるようになっていた。時間の経過と共に症状が徐々に抜けなくなってきている。以前は休日になると幾分症状が改善していたがここ2年くらいは休養をとっても症状は変わらない。以前から骨盤のゆがみを気にしていたが、友人の勧めを受け来院した。

分析

初回の検査時、腰の可動域は伸展(腰を伸ばす動作)で若干の痛みがあるものの可動域、痛み共に大きな問題は無かった。姿勢検査では後ろ体重になっており、両側のふくら脛の緊張が見られ、前ももの緊張も強く、反り腰の状態になっていた。また、両殿部の筋群が緊張し強い圧痛が見られた。また、背部の筋群は骨盤のゆがみと後方に移動した重心を庇うために腰部から上背部まで緊張していた。

施術

まずは、骨盤のゆがみと反り腰を改善する為に緊張している筋群を緩める様にアプローチ。補助的に後ろ重心を改善する為にリハビリとトレーニングを行ってもらった。4回目の治療後には痛みは40%まで減少し、8回目の治療後には痛みは80%以下になっていた。リハビリとトレーニングは継続し生活習慣の改善を行いつつ更なる安定化を図る為に治療を継続中。
今回の症状は、過度な疲労が原因で骨盤のゆがみや姿勢が悪化し症状も悪化していました。加えて、悪い生活習慣(脚を組む、横座り、合わない靴)なども重なり休養やエクササイズだけでは症状が変わらなくなっていました。骨盤のゆがみと姿勢はどちらも悪い生活習慣や疲労によって悪化します。座り方、立ち方、歩き方、寝方なども大事なポイントです。