No.269 肉離れ診断を受けた小学校4年生

症状

野球をやっていて、太ももの前が痛くなり走れなくなった小学4年生
整形外科、二箇所回り、超音波・MRI結果より軽度の大腿四頭筋の肉離れの診断を受け、安静するように言われる。
ただ、1ヶ月経過するが、膝関節屈伸での痛みが引かないとのことで来院。

分析

筋肉の損傷は、超音波・MRI結果にて存在しているのは明らかであり、確かなことであるが、整形外科的テスト、股関節可動域検査、筋力テストをしてみた。屈伸での痛みは、その肉離れによる痛みではなく、関節の問題で生じていると推測して施術に入る。

施術

大腿骨が臼蓋に対して側方への位置異常が存在したので、その施術を行う。2分間の施術後には膝の屈伸運動、走行での痛み、違和感は消失する。帰りは元気に日本橋高島屋ポケモンセンターへGO!!!!でした


考察:
整形外科の画像診断は確かです。ただ、それは結果を見ているだけで原因とは、また別のことが多いのです。このお子さんは、確かに筋肉は痛めたのですが、1ヶ月間治らなかったのは、その原因である股関節に於いての大腿骨のズレでした。
もちろん画像診断は重要ですが、施術する場合には、その画像診断には、疑問を持って施術プランを立てる必要があるのです。