No.017 産後の腰痛と足の痺れ

症状

以前より腰痛があったが産後から悪化。最近では右臀部から腰にかけて痛み、右足に痺れもでるようになってきた。特に子供を抱っこした後は痛みで歩行が困難になる。また最近では頭痛・めまい・吐き気もひどくなってきている。夜中、腰の痛みで目が覚める事が多くなっている。21歳の時に整形外科で椎間板症と診断された事があり、31歳の時に右足根骨骨折。昨年出産時には恥骨離開にもなった。恥骨離開は3ヶ月間コルセットをするが効果が無かった。婦人科に通院するが疲れから来るものではないかと診断される。

分析

初回の検査時、腰椎後屈制限があり、痛みが強く出ていた。また臀部から右足にかけて痺れがあり、頭痛もあった。右足、以前骨折しギブス固定していた為、重心が左足にかかる癖になっていた。その為、右股関節が外側変位し体重を支える事ができず、右内転筋硬縮が増強し、恥骨にも悪影響を及ぼしたようである。それが恥骨離開等の原因と考えられる。

施術

右股関節に体重がかけられるように股関節安定をはかる。3回の治療で、歩行、運動制限問題なくなる。就寝中の痛みもなくなり、上向きでも寝れるようになる。その後頚椎カーブを正常にする治療を施す。頭痛も消失。最近では、子供を抱っこしたりすると時々臀部に痛み出るが、早期に消失するようになる。治療継続中。