No.077 腰痛から膝への痛み(腰椎分離症) 39歳 男性

症状

左腰部、股関節、膝の痛みを訴えて来院。2週間ほど前より、 腰部と股関節が痛くなり、整骨院に通うが状態変わらず。2、3日前より膝の痛みが出てきた。今は膝の痛みが特に強く、歩行も痛いが、階段の上り下りの際に強い痛みを感じる。腰部に関しては、学生時代より腰椎分離症があり、よく腰は痛くなることがあったが、膝は初めて痛んだ。

分析

姿勢検査より膝の痛みのせいで、体が右に傾いていた。整形学検査では膝、股関節で異常はなく、膝の大腿四頭筋の筋力検査で痛みが再発された。腰部の検査では伸展で痛みが再現され、おそらく分離症によるのもが大きく、股関節、膝に関しては過度の負荷をかけたため痛みが出現しているため、腰部の状態が良くならないと、股関節、膝の痛みは軽減されないと判断。

施術

特に腰椎、胸椎のカーブを正常に戻すようにアプローチし、下部腰部にかかる負担を軽減させた。それと同時に膝へは前後の筋肉のバランスをとるようにアプローチ。5回の治療で腰部、股関節、膝ともに痛み消失。姿勢の指導をし、予防のため継続治療中。