No.058 目の疲れと不眠(中学生) 15歳 中学生

症状

お父さんのご紹介で来院。小学校6年生から肩こりが出現し、ここ半年は徐々に悪化の傾向にあり、目の疲れもひどく目薬をしないとドライアイになってしまう。また、就寝時1~2時間は寝付くことが出来ず不眠状態になってきている。昼間長時間テレビゲームやパソコンをしていることが多いようである。

分析

検査をするとROMで後屈による後頭部の痛みがあった。また、Barre-Leiou Signにて右足に突っ張り感が出る。静止像では胸部後弯が強く、上部頚椎が過前弯になっていた。また触診すると後頭部~頚部にかけての筋肉の硬縮が強く圧痛も有った。また、以前左足の骨折があった為、股関節にかかるバランスも崩していたため身体全体に硬膜が捻れた状態になっていた。

施術

治療はまず後頭部の筋硬縮を取り除き、頚椎から胸椎にかけてのカーブを正常にする。同時に身体全体の硬膜の緊張を取り除く治療をする。頭蓋骨に関しても一部縫合での緊張のバランスをとる。3回の治療で肩こり消失。また、不眠も解消し良く寝れるようになった。ドライアイを感じない為、目薬も使用頻度が減った。現在姿勢改善も含め治療継続中。