No.051 野球での肩と肘の痛み 16歳 男性

症状

小学校5年から野球を始め、今現在は高校の野球部で毎日練習をしている。2日前にキャッチボールをしていたら、始めに肘が痛みだし、続けていると肩も痛くなってきた。投げるのが辛く徐々に痛みが強くなる。

分析

可動域検査において、肩関節は自動・他動運動ともに内旋・外旋・外転・内転で、大円・小円筋の周囲に痛み増強する。肘関節は、内旋・外旋で肘頭付近に痛み増強する。

施術

肩関節・肘関節とも関節のモビリゼーションを加え機能障害を取り除く治療を行い、また姿勢が悪く肩甲帯がすべて前方へ内旋している状態にも治療を行う。1回の治療で痛みが改善する。また患部は炎症があるためアイシングを行い、横向きで寝る癖があったので日常の注意を心がけるように指導する。
自宅・練習後には、肘関節・肩関節の動きを正常にする体操をしてもらい、1週間後に来院。経過は順調で練習は再開できるようになる。また違和感を持った時にもすぐに体操を実施することで違和感も改善するようになる。症状は消失しているので体操を継続してもらう。 Y君へ、目指せ甲子園!