No.248 起床時の原因不明の肩の痛み(40代男性 システムエンジニア) 

症状

3日前の朝、起床時に右肩が痛みで腕をあげられなくなってしまった。仕事が忙しいくらいで特に思い当たる要因は無い。ただ仕事上猫背のような姿勢で長時間いることが多く長年の蓄積が原因かもしれない。このままでは仕事にならずなんとかしなければと思い、知り合いにKIZUカイロプラクティックを紹介され来院することになった。

分析

姿勢検査で両方の肩が前方に出ており背中も上半身が弯曲しておりました。頭も前方に出て顎が上を向いていてパソコンで長時間仕事をしている人に多く見られる状態になっていて、肩は外側に広げていく動作で外転30°付近から痛みのため肩を動かす事ができなくなりました。肩の動きに関係が深い肩甲骨を確認したところ周囲の筋肉が非常に硬く肩甲骨の正常な動きを妨げていました。

施術

初回は硬くなっている肩甲骨周囲の筋肉緩め、肩関節の動きに制限がみられたために矯正と関節の動きを取り戻すように施術をしました。肩を動かす時に主要な筋肉である上腕二頭筋、棘上筋が特に強く緊張していたため、筋肉の調整を行い、初回の施術でひっかかりが改善したようで、施術後は外転60~130°付近で若干の痛みが出ましたが、180°外転できるようになりました。屈曲も同様に最大可動域まで動かすことができるようになりました。2回目の施術では前回のような症状はほとんど無くなっていました。システムエンジニアで多忙なため、身体が疲れやすくなっており、現在、3週に1度の頻度でメンテナンスのために来院しております。今回の症状で考えられる要因としては多忙でPC作業が多く、座り姿勢も長くなっているため、体全体が丸まりやすい姿勢になっていたものと考えられその影響で身体が休まりにくい傾向になっていたものと思われます。そのような状態が続くと肩関節周囲の質が低下して様々な機能低下の要因が生まれ筋肉がうまく動かない状態になり、動かすと痛くて肩を挙げられなくなってしまったものと考えられます。
  KIZUカイロプラクティック本院 チーフカイロプラクター 竹中伸太郎