首コリ、マウス症候群、猫背、肩こり、手の痺れ、頭痛・・・
これらに共通して起こる身体的変化「ストレートネック」。
ストレートネックによって引き起こされる様々な身体のトラブルが多くのデスクワーカーを襲っています。
 
ストレートネックとは、本来は前方向に弯曲しているはずの頚椎が、姿勢の崩れや慢性的な疲労、負荷によって、文字通り『まっすぐ』な状態を指します。症状としては、肩こり、頭痛、首コリから始まり、吐き気、腕や手のシビレ、めまい等に繋がります。
 
また、ストレートネックと猫背は多くの場合にセットで起こります。
猫背によって肩甲間部(肩甲骨と肩甲骨の間)の慢性的な痛みや辛さを招き、猫背のカーブの強い場合には浅呼吸になり、自律神経のバランスを崩してしまう場合もあります。
では、何故ストレートネックが首や背中に過負荷をかけるのでしょう?

ストレートネックが首や背中に過負荷をかける理由
左上の図を見てください。
赤のラインが頚椎のカーブ、青のラインが重心線です。
左の頚椎は正常なカーブを描き、頭部は頚椎でしっかり支えられています。
右のストレートネックを見ると正常なカーブは失われ、頭は頚椎より前に来ています。
ストレートネックの場合、頭部や重心線が背骨より前に来てしまう為に、重い頭を首の筋肉で支えなければなりません。 ですので、慢性的に首や肩がこり、それらの筋肉の緊張から頭痛などのトラブルを引き起こします。
 
また、下の写真のように猫背の姿勢で座り続けると頚椎の正常なカーブが崩れます。
猫背の姿勢もストレートネックを引き起こす大きな要因の一つです。左のように背骨でしっかり頭を支え、負担の少ない座り方が重要です。




「ストレートネックリセット」エクササイズ
胸を開いて、肩甲骨をリセット

肩甲骨の間の筋肉を緊張させるように胸を反らしていく。息を吐きながら、同時に首も後ろに反らす。首に痛みがある方は無理をしないように。5回が目安。
腕を挙げて猫背をリセット

デスクワークが続いたときなどに行う。椅子に座ったまま、両手をあげて息を吐きながら腕も後ろに反らす。椅子の後ろに、写真のようにタオルなどをはさむと効果的。5回が目安。
腰・背中のリセット

息を吐きながら、お腹を伸ばしていく。初めは肘が軽く曲がる程度で、徐々に肘が伸びるまで行う。腰に痛みや重みがある場合は無理はしないように加減して行なう。10回目安。
購入画面へ
copyright 2015 KIZU CHIROPRACTIC ALL RIGHTS RESERVED.