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高校生で昼寝の効果を実証

学生達は楽しい夏休みも終わったばかりで、休み中の睡眠リズムにより、まだまだ授業中眠い日もあるのではないでしょうか?そんな中、昼寝の効果についての面白い実証がされました。
■眠くなる前に寝るのがコツ

昼寝をするなら眠くなってからより、眠くなる前の方が効果的--。久留米大(福岡県久留米市)の内村直尚助教授(精神神経科)らが29日、高校生を対象 にした実験結果を発表した。内村助教授は「眠気のピークが訪れる午後1時半以前に昼寝をすれば再び脳が活性化するが、眠くなった後の午後では遅い」と分析している。
 
同市の県立明善高で6月1日-7月10日の40日間、全学年の男女約1000人を対象に実験。週1回以上、昼休みに15分間昼寝した生徒208人、同様に5時間目終了後に「午後寝」した149人、全くしなかった595人を比較した。
 「授業に集中できているか」には、昼寝組の61%が「はい」と答えたが、午後寝組の生徒は44%と、昼寝ゼロの46%より低かった。
( 8月29日共同通信掲載より)

昼寝の効果について、様々な分野で実証され、近い将来、日本でも昼寝をとる人=「怠者」から「賢者」に変わるかもしれません。但し、夜にとる「睡眠」を「昼寝」に置き換えるのでは根本的な問題の解決とはなっていません。現代の社会は、テレビ・インターネット等により世界中が24時間繋がっており、その情報洪水の中で人々は生活を余儀なくされています。恐らくその24時間の中で上手に睡眠と昼寝をとっていくためには、どこかで「個人」レベルの歯止めをかける必要かと思います。

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