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トライアスロンで顎が上がる走りとは?

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この写真のV字、なんだかわかりますか?
実は、トライアスロンを無事完走した患者さんの日焼け後です。
最近は、マラソンやトライアスロンへ挑戦する方が増え、比例して、走ることにより身体を痛めるケースの患者さんが後を絶ちません。
このV字の患者さんも今回の大会前には腰を痛めていて満足に走ることもできませんでした。走ると腰に負担を感じ、痛みを発症させるのです。
検査したところ、左骨盤(腸骨)が大腿骨と癒着しているのです。これでは、左腰椎には反り返る力が働き、なおかつ左右の腸骨の回転数も違うので、当然長い距離を走れば、腰に負担がかかり痛めるのです。治療は、この癒着を取り除く施術と身体の使い方を変える“体幹改善エクササイズ”をしてもらいました。数回治療していくうちに痛みは軽減し、徐々に長い距離を走ることが可能になったのです。その後、走り方指導を行い大会に備えてもらいました。
この“体幹改善エクササイズ”や“走り方指導”は、アスリートの方には特に重要ですし、効果も絶大です。治療で良くなっても同じ使い方をしていれば症状を繰り返すことになるからです。

完走後の患者さんのコメントは「満足のいく結果でした!バテても顎が上がらなかったです!」
顎が上がるのは、体幹が使えていない時に起こる現象です。まさしく期待していた走りができたのだと思います。