記事一覧

「反り腰の治し方」~反り腰の影響 Part4

ファイル 187-1.jpegファイル 187-2.jpeg

前回のブログで取り上げた、反り腰の10歳の小学生ですが、1週間後に来院した時には、
上記のような「気をつけ姿勢」と「前へ倣い姿勢」をできるようになりました。また、写真を比べるとわかりますが、猫背も反り腰もだいぶ改善しました。
「お!〇〇君だいぶよくなったね」
「ハイ、体操がんばりました!」との大変嬉しい回答でした。
一週間、姿勢も気をつけたし、体操も忘れずに実施してくれたようです。

この少年に治療したのは、骨盤の歪みを取り除くこと(前傾を治すため骨盤の矯正と筋肉バランスの調整)、胸椎の矯正、反り腰になっている身体の使い方について説明したこと、そして自宅での体操のやり方と座り姿勢についてです。
1週間がんばれば、これだけ改善できるのです。前回の姿勢を知らず知らず放置して大人になるのと、この反り腰を治して成長するのでは、体のいたる所に雲泥の差が出てくると思います。それだけ大切であり身体にとって重要な部位なのです。
子供たちは、身体も思考も柔軟です。すぐに良くなるかわりに悪くもなりやすいのです。習慣化するのは難しいとは思います。ただ、それも指導の仕方によっては、素直で柔軟な思考が習慣化してくれると期待しています!がんばれKaito君!


*丹田座り:足を開けるところまで開き、戦国武将のような座り方から、一度腰を反らし、その状態から少しずつ腰の力を抜いて、腰の反らしを解除して行くと、自然にお腹に力が入る場所があります。その時には、骨盤が立ったイメージになります。その状態のまま足を閉脚していけば丹田座りの完成です。
反り腰の治し方として上記の丹田座りを習慣化するといいでしょう!
但し、すでに腰・背中・股関節などに痛みや違和感がある場合は、反り腰の治療されることをおすすめいたします。