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箸・ボールペンの持ち方とマウスの使い方による親指の痛み

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ボールペンなどの筆記用具を上の写真のような持ち方(親指の先端を使わずに付け根で持つ)をしている人を多くみかけます。このような使い方をしていると、親指の関節に偏った力が加わり、筋の癒着が進行し、指に力が入らないとか、曲げられないと言った障害の原因になります。
実は、この使い方ですが、他の日常生活においても同じ使い方をしていることが多いのです。これは数年前からですが、外食した時などに、他の人の箸の使い方に注目するとこの握り方(まさしく箸を「握っている」感じなのです)をしている人が意外に多いことに驚かされます。

この持ち方をしている人は、PCマウスも同じ使い方をしている可能性が高いのです。上写真の患者さんは、PCデザイナーでマウスの使いすぎにより親指を曲げられない痛み症状で来院されました。この方はマウス以外でも、ボールペン・ゴルフのグリップ・洗濯ばさみを使う時も同じ使い方でした。では、なぜこのような持ち方をしていると障害の原因になるのでしょうか?

それは、先述した親指への偏った力だけではなく、「親指の先を使って持った時」と「付け根で持った時」で手首から肘、腕、そして肩への力のかかり方がまったく違うのです。言い換えれば「付け根で持った時」の持ち方は、「肩に力が入った状態」なのです。逆に「親指の先を使って持った時」の持ち方は、脱力した状態なのです。皆さんも一度試しに比べてみてください!


*この持ち方ですが、気になるのが、ネイルアートをしている女性たちです。指先を使いにくいので、どうしてもこの使い方になるのではないかと危惧しています。