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姿勢に表れるサイン

「姿勢には気をつけたい」「良い姿勢でいたい」「姿勢が悪いとカッコ悪い」「子供の姿勢は気をつけてあげたい」等、自分の姿勢や子供の姿勢について興味ある方が多いと思います。 ここ最近の健康志向からもその傾向が強くなっている気がします。
 そこで今回は、姿勢と痛みの関係についてお話します。皆さんが「正しい姿勢」を実行するとすぐに疲れてしまったり、長く続けられない事、経験したことないですか?実は、正しい姿勢をしようと思っても身体がその姿勢を嫌がっている場合があります。
 例えば、姿勢を正そうとすると腰が反ってしまい腰が痛くなるので、丸まって仕事をしている人も多いと思います。今度は丸まっていると顎があがり後頭部が圧迫されて頭痛・首痛・肩こり、または胃が圧迫されて消化器系の症状が出現する人も少なくないのです。身体が歪むと防御的に筋や筋膜が緊張して伸びなくなります。原因が残ったまま無理に伸ばそうとすると、痛みや張りを発生させます。

では、その悪い姿勢が楽な人は、姿勢を崩していればいいのでしょうか?
それは間違っています。これらは「身体から発生されているサイン」なのです。その原因は背骨や骨盤、筋肉や筋膜、または足の関節にあるかもしれません。これらの原因を取り除くと、神経や血管の流れが改善され、筋や筋膜の緊張はなくなり、よい姿勢が自然に楽にとれるようになるのです。

「姿勢に表れるサイン」の一つとして寝る姿勢があります。上向きで寝れない、寝にくいと感じていたら、何かしら身体に変化が起っていると考えていいと思います。
また、子供が姿勢が悪いからと言って、簡単に決めてかからないようにしてください。何か原因があるのです。また痛みがないからと言って安心しないでください。いくら注意しても姿勢が悪くなってしまうのは、「身体からのサイン」が出ている可能性があります。