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ローライズ症候群

先日は都心にも雪が積もり、毎日起きるのが辛い寒い日が続いています。そんな寒~い中でも背中やお腹が出るローライズジーンズを履いてる女性を多くみかけます。調べるとこのローライズ(股上17cm~20cm)、が世界的に流行りだしたのは2001年。その後日本人の女性用ジーンズはこの形が主流なのです。
 ところで昨年ぐらいからこのローライズが原因では?と考えられる方が増え、特に目立ち始めています。もちろん本人は気がついていませんが・・・
来院される方の状態からこの障害を「ローライズ症候群」と名付けてみます。

その症状とは、腰痛、坐骨神経痛、椎間板の障害、膝痛み、冷え症、生理痛、むくみが代表される症状です。
これは股上すぐのところで固定されるデニムですので、足の動きが制限され挙上しにくくなり(転ぶ人も多い)、その影響で腰の反りが強くなり、腰椎に動きがなくなる為、様々な症状を生んでいるのです。まず、股関節のゆがみから始まり足への血行を悪くし、構造的には身体の上位では腰椎や胸椎・頚椎に、下位では骨盤・股関節・膝関節にまで悪影響を及ぼしているのです。もちろんお腹や背中を出すことが多くのなるので女性に大敵の’冷え’も血流を悪くしている原因と思われます。またローライズは通常より足が短く見える為に高い靴(冬場はブーツ)を履くケースも多く、余計に腰を反らせ、足を挙上させにくくさせているようです。

とは言え「ファッション」ですので簡単にやめられないと思うので・・
この冬の対処法を伝授いたします~自宅に帰って、シャワーで腰~お尻にかけてよく暖め(5分間)、入浴後には足踏み体操を100回(左右50回ずつ)やるのが効果的です。腰などに痛みがある場合は、専門家に相談してから行ってください。
今年はこの「ローライズ症候群」については追跡調査してみます。

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