2007年9月31日(日)
座り方と椅子選びーその3



■予防する座り方 〜座り方で腰痛、肩こり予防を〜

座る時間の増加=不定愁訴の増加
長年治療にあたってきた中で、この問題が年々増えている事を実感しています。この問題はこれからも増加の一途を辿り、今後大きな社会問題の一つとしてクローズアップされることも考えられます。対策としてはよい座り方の基本を覚え、実行していくことです。そうすれば、この問題は「予防」できるのです。痛みが無いからと言って「自分にとって楽な姿勢」をとっていると重い症状に悩まされることとなります。大事なのはその人にとって楽なのではなく、身体にとって楽な姿勢を選択しなくてはなりません。

■よい座り方の基本

左図:身体の軸が頭の頂点から耳を通り、背骨から坐骨まで一直線であると腰の負担は最小限に抑えられる。ところが、これを維持する為に背骨周囲の筋肉が緊張しているので、この座り方も長時間に及ぶと筋や関節に負担が生じる。
右図:それを軽減させる為に座面と背中面がL字型で身体を支えられると重力が分散され、腰の負担は軽減される。

*また、この基本姿勢も長時間座っていれば人によっては負担が増す部位が出現する場合があります。そこで以下のようにタオルを使用したポスチャーチェンジ法を実施するとよいでしょう。

■座り方を時々変える。(ポスチャーチェンジ)

タオルを使用し簡単に負担部位を変えていくことにより、長時間の座位に対応できる。
1.上部:腰と背中の間辺りにタオルを当てる
2.中部:腰のくぼんだ辺りにタオルを当てる
3.下部:腰の下部とお尻を包めように当てる


1.上部2.中部
3.下部


□注意:腰に良いと言われる椅子

短時間の使用であればよい姿勢を作り腰への負担も減らします。ところが、長時間の使用では腰椎が反り腰になり、椎間関節(腰の後下部)に負担がかかってしまいます。無理によい姿勢にしようとすると、その人元来の姿勢とのギャップで負担を増強させてしまう可能性があります。

■結論:
皆さんも経験あると思いますが、会社の椅子、飛行機や劇場の椅子に長時間座っていると姿勢を変えたくなります。初めから悪い姿勢だとその頻度は増え、逆によい姿勢からスタートするとその頻度は少なくてすみます。
また、どんな良い座り方でも長時間同じ姿勢でいると腰のどこかに負担が生じます。だからこそ上記(ポスチャーチェンジ)のように時々腰の負担を変えながら座ると良いのです。
繰り返しになりますが人間は「動物」です。動くように作られています。ですので完璧な座り方はないと思ってください。時々座り方を変えて、軸をリセットすると身体のゆがみが最小限に抑えられて様々な症状の予防になるのです。

*次回コラムでは「その4」としてリセット法を解説します。

座り方と椅子選びーその1
座り方と椅子選びーその2
座り方と椅子選びーその4

2007.9.31 KIZUカイロプラクティック  木津直昭


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