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皮膚と紫外線について


高い日照率/澄んだ空気/592メートルの高地
北アルプスを望み、日本を代表するリゾート地に近く、女性にも人気の高い長野県松本市で、「紫外線が強い」という声をよく耳にする。紫外線は、カルシウムの吸収を促すビタミンDを体内で作るのを助ける働きがある一方で、シミやソバカスの原因となり、皮膚がんも引き起こす。松本市は本当に日本で一番、紫外線が強いのか。夏本番を前に松本と紫外線の関係を分析した。(宝田将志)
標高五九二メートルの高地に位置する松本市。蔵造りの商店が並び、国宝の松本城を抱え城下町としての情緒を随所に残している。市内に浅間、美ケ原の温泉地があるほか、周辺の上高地、乗鞍高原、安曇野へのアクセスも良い。
そんな松本で夏が近づくと、女性たちの間でささやかれるのが、「他の都市より紫外線が強いらしい」という美容上の悩み。
気象庁環境気象課の担当者は「標高が高い松本は、大気が薄く紫外線を通しやすいため、同緯度の標高の低い都市よりは5-6%ほど紫外線の量が多いかもしれない。それでも、赤道に近く、緯度が低い沖縄や九州の方が松本よりも強い。太陽が真上にあるほど紫外線が強くなるからだ」と説明する。
気象庁は全国計四カ所で紫外線を測定しているが、一日当たりの紫外線量(kJ/m2)は昨年の年平均値で、那覇市22.5、鹿児島市17.9、つくば市12.9、札幌市10.4。松本市はつくば市と鹿児島市の間の数値が予想される。
では、沖縄や九州ほど強くない紫外線を強く感じるのは、なぜだろう。長野地方気象台の気象情報官、佐藤義之さん(四三)は「日照率も関係しているのではないか。松本の日照率の高さは、全国でもトップクラスだから」との見解を示す。
日照率とは、日の出から日の入りまでの総時間のうち、日照時間がどれだけあるかを示す数値。気象庁がまとめた平成二年までの日照率の平年値によると、松本市は48%で、全国約百三十カ所の測定地で五位と高い。松本市より上位は、静岡県御前崎市など海に面した四カ所で、いずれも49%。山地に囲まれ、海辺よりも早く太陽が沈み、日照時間にハンディがある地理条件を考慮すれば、松本が、“日本一太陽を満喫できる都市”といえるかもしれない。
しかし、紫外線は美容の大敵。松本市に近い伊那市内の保育園では七月二日、紫外線よけの遮光シートを張った屋外プールが登場した。帽子をかぶせて紫外線から子供を守る活動をする市民グループも長野県内にはある。化粧品各社も競って紫外線カット製品をラインアップし、その効果もグングン向上している。
≪紫外線≫ A波、B波、C波の三種類ある。C波はオゾン層に吸収され、地表に届かない。肌に影響を与えるのはA波とB波。紫外線が皮膚に当たると、メラニンが作られ肌が黒くなり、シミの原因となる。皮膚の弾力性を低下させる酵素も活性化し、これがシワとなる。重大な地球環境問題の一つにオゾン層の破壊があるが、オゾン層が破壊されると、地上に到達する紫外線量が増大し、皮膚がんと白内障の増加のほか、免疫力の低下も起きる。(2004.7.5産経新聞掲載)

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オゾン層破壊は南極だけでなく、北半球でも進行し始めていることです。
日本でも札幌でオゾン量の減少が観測され、紫外線量は30年前に比べ7%増加、皮膚がんの前兆といわれる日光角化症の患者が増えているという報告もあります。
昨日の日曜日もいい天気で、紫外線が強い感じがしましたが、昔より肌で感じる日光の感覚が違うのは、オゾン層の破壊が原因なのでしょうか?
以前は乳児の指導に「日光浴」推奨とありましたが、現在は「外気浴」としています。子供たちが太陽の下で元気に遊べないのも別の問題を引き起こします。以下の最低ラインの注意を守って夏を満喫しましょう!
・帽子着用の習慣
・春から夏の10時から14時までのお外遊びはとくに日焼けに注意すること
・水面・コンクリート・雪面など反射の多いところでは長時間遊ばせない
(MAIN:木津直昭)
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