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シックハウス症候群とは?


シックハウス症候群とは「建築物(住宅・ビル・学校)など閉鎖空間における室内空気汚染原因物質である、揮発性有機化合物や粒状物質、その他の無機・有機ガス成分、あるいは放射性物質による健康被害である」と定義されています。つまりは、ビルや住宅の建材、家具に含まれる接着剤などから発生する化学物質を吸い込むことで発症するとされる頭痛やのどの痛み、めまいなどの症状の総称です。その場を離れてしまえば、それまでの不快感などは何も無かったかのように解放されます。
主な原因物質として上げられるものはホルムアルデヒドです。これは有名なホルマリンが気化した物質で、接着力の上昇、防腐、防カビが実現でき、価格も安いために建材や家具に最も広く使われています。その他にトルエン、キシレンと言った物質も問題になっています。また、気密性の高い建物が増えていることも原因の一つとされています。
しかも、今や、新築や改装の際に化学物質を使用しない建物など無いに等しく、職場、家、学校までもが化学物質による室内空気汚染にさらされているのです。実際に、新築されたばかりの学校で生徒が健康被害を訴えるケースが相次ぎました。これを受けて、厚生労働省は、学校やホテル、百貨店の新設時や改修時に、ホルムアルデヒドの測定を義務付ける方針を決めたそうです。
しかし、これほどの社会問題になっても、この症状を医師が診断を確定することは非常に難しく、アレルギー疾患や化学物質過敏症との区別が付きかね、「シックハウス症候群の疑い」、としか診断出来ないのが実情です。 家を新築して入居をした日から、なぜか気分がすぐれない等、誰もがかかりうる症状だけに、ホルムアルデヒドの測定対象を、「特定建築物」になっている面積一定以上の建物、学校や百貨店、ホテル類以外の一般住宅などでも早く基準を設けて欲しいものです。
日本経済新聞 2002年6月25日掲載
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思いあたる症状が出現したとしても、即「シックハウス症候群だ!」「欠陥住宅だ!」等と慌てずに、医学的な診断・住宅の揮発性有機物濃度・住宅診断の3項目から冷静に受け止める必要がありそうです。 担当:明田
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