家庭用フィットネス器具での注意

スーパーショットは筋力アップで実現 暖かくなりゴルフに行くのが楽しみな季節になりました。ゴルフの飛距離を延ばし、尚且つ腰の回転を支えることで腰痛などのケガの予防にもなると言う、ゴルフ愛好家には嬉しいトレーニング方法があり、今回はそれをご紹介いたします。
「身体的な素質や能力だけならプロゴルファーを上回る一般の人々がたくさんいる」、と専門家などに言われていますが、ではプロゴルファーと一般の人の違いはどこにあるのでしょうか。やはりそれは、その競技に最適な体を作るか否かと言う事のようです。
ゴルフや野球などの球技でボールを遠くに飛ばす為には、股関節を緩めて腰を回転させる動きを習得する事が重要となります。この腰を回転させる力でボールを飛ばすのです。
筋肉は細い筋線維からなっていますが、普通は全体の一、二割しか使っていません。そのため伸縮性が悪くなっています。ですが、少し意識して週に1〜2回、30分程度筋肉を動かすことで、伸縮性を取り戻す事ができます。
まず、普段まったく運動をしていない人は、エレベーターを使わないで階段を利用する、電車の中でつり革につかまらずに足を踏ん張って立つなどの日常生活内で出来る運動から始めましょう。
さらに、ゴルフの飛距離アップを目指して、腰をスムーズに回転させるために、腹筋と背筋、太ももを中心とした下半身の筋力トレーニングを行っていきます。
まず最初の下半身の運動は、足を肩幅に開いて立ち、上体を起こしたまま片足を1メートルほど踏み出します。出した足の膝が、つま先より前に出ないように直角に曲げ、体重をかけたら地面をけって元に戻します。これを左右交互に行います。
次に、この応用で太ももの内側を鍛える運動は、足を前方ではなく横に1メートルほど出して体重をかけたら、その足で地面をけって戻します。それに加えて、今度は地面と平行になるように棒を肩に渡し、前と同じ要領で足を横に出したら、体重をかけながら上体をひねります。これにより、スイング時の「ため」が出来るようになるのです。
股関節を緩めてバランスをとるのに有効なのは、低くジャンプするような感じで片足ずつすり足で踏み出し、スケートのように左右に滑る運動です。一歩の歩幅は五十〜百センチほどで50メートル程進みます。
最後は腹筋と背筋です。腹筋は膝を立てて上体を起こすほか、低い台にふくらはぎを載せて膝を直角に曲げた状態で、ひじを膝に付けるようにして上体を起こします。背筋は腹ばいになり、左手と右足、右手と左足をそれぞれ交互に同時に挙げます。背筋がらせん状に鍛えられ、体をねじる力を強化できるのです。
これらは非常に基本的なトレーニング方法でありますが、プロ選手も行う効果の高いものです。スコアを上げるためには、ドライバーやパターの練習だけでなく、こうしたトレーニングを行い、筋力をつけ、維持していくことが腰の回転力を生み出し、飛距離のアップにつながるのです。
また、ラウンド終了後には、いつも振っているのと逆の方向に二十回ほど素振りをしておくと、同一方向の筋肉だけでなく逆の筋肉も使うことで、バランスをとり腰痛などの防止となります。今年のゴルフコンペでドラゴン賞を狙いの皆様、是非このトレーニングで飛距離アップを目指し楽しいゴルフと自然を満喫しましょう。
日本経済新聞2002年3月23日掲載



腰を回転させるには、身体の軸が重要です。その軸とは、背骨・骨盤の左右のバランスなのですが、なかなか意識しにくいものです、日常生活からできるものとして左右の足でバランスよく立つ、座るなど背骨の軸を考えて一日生活してみてください。少しイメージできるかもしれませんよ。

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