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ブロッコリーの芽に注目(体の解毒作用を活性化)


今ブロッコリーの芽が、がんを防ぐ効果があるとして、米国で脚光を浴びています。日本の研究者らもその効果にお墨付きを与えているといいます。皆さんはスーパーの野菜売り場でスプラウト野菜というのを見たことはないでしょうか。スプラウトとは発芽して3日ほどの若い芽のことをいいます。一見するとカイワレ大根のようですが、それよりやや細め。ブロッコリーの他にも、マスタードやレッドキャベツといった種類があります。中でも注目なのがブロッコリーの芽です。そもそも成熟したブロッコリーは、米国の国立がん研究所ががんを防ぐ効果の高い野菜と指摘しているものの一つで、それに含まれるスルフォラファンという辛み成分が、肝臓の解毒作用を高め、食事などんに紛れ込んだ発がん物質を壊すことで、がんの発症率を下げる働きがあると言われています。その発がん抑制作用が成熟したブロッコリーより20倍以上強いとみられるのが、ブロッコリーの芽です。ブロッコリーの芽を週に25グラムを2,3回に分けて食べれば、がんになる危険度を半分に減らすことができると言われています。
同様の効果を成熟したブロッコリーで得るには、週に500グラムは食べなくてはいけません。少量で大きな効果を得られ、本来人が持っている自然治癒力を高めるのがその特徴です。この間接作用のメリットは、ビタミンCのようにそれ自体が効果を発揮する成分と比較するとわかりやすいです。ビタミンCは体内の活性酸素を直接攻撃して壊します。私たちがビタミンCをとると、体内のビタミンC量はいっきに増えますが、数時間のうちに消費され減っていきます。そのため、効果の持続時間が短く、効き目を保つには1日に何回も摂取する必要があります。これに対して、ブロッコリーの芽は、食べてから3日以上効果が続きます。本来持っている自然治癒力を高めるので、他にもいろいろ体にいい効果をもたらします。生で食べると、シャキッとした食感の中にピリリとしたほのかな辛みがあります。これがスルフォラファンの味です。カイワレ大根より味も辛みもマイルドで、クセがありません。値段は25グラムパックで100円程度と手ごろです。国内でも昨年あたりから全国で販売が始まりましたが、普及は今一つのようです。味に特徴が少なく、利用法も分からないためでしょう。普及するには日本人好みの食べ方を確立する必要がありそうです。
食べ方:サラダにしてドレッシングやポン酢をかけて食べるほか、刺身のツマや豆腐やそばの薬味として使うことも良いでしょう。包丁を入れたらできるだけ早く食べるようにし、長時間水にさらすと成分が水に溶け出すので、水洗いはさっと洗う程度にとどめるとよいです。また、スルフォラファンは熱に強いので、加熱しても大丈夫です。卵と相性がいいので卵焼きなどに入れるのもおすすめです。鍋物や味噌汁、スープにもあいます。しかし、有効成分が汁に溶け出すので、汁は最後まで飲むようにしましょう。
日本経済新聞2002年2月23日掲載
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ブロッコリー自体は、日常の食卓に良く出される食材ですが、芽は、あまりみかけませんね、ガン抑制作用がブロッコリーより20倍以上といいますから、毎日でも献立に入れておきたいですね。 担当:近藤
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