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抗菌の逆襲


抗菌製品とは、製品の表面で細菌が増殖しないように、抗菌剤を原料に練り込んだり、表面に付着させたりしたものである。しかし、人によってはいすや靴、白衣などの抗菌製品でアレルギー性皮膚炎の症状がおきる場合があると言われている。
首都圏に住むAさんは抗菌たわしを使い水槽を洗ったところ、次の日に大切に育てていた熱帯魚がすべて死に水槽に浮いているのを見つけ愕然とした。東京都消費者センターが調べたところ、たわしから溶け出した成分との因果関係が浮かんできた。
レナウンが1986年、抗菌防臭靴下をヒットさせ、96年には病原性大腸菌O-157騒ぎで食品メーカーは衛生管理神経をとがらせたが、同時に一般社会にも抗菌製品がどんどん広がった。今では、手の汗で雑菌が増殖するのを嫌う女子高生やOLを狙った抗菌ボールペンも出回っている。公園の砂場の細菌を気にする母親を当て込んだのが抗菌砂。一袋(5kg)1万円と割高だが、埼玉県下の自治体を中心に普及中だ。
抗菌製品の氾濫。そこからは、日本が無菌社会への道をたどる様子さえ垣間見える。細菌が地球に姿を見せたのは三十五億年前といわれている。人間の祖先が、系統図の上でチンパンジーと枝分かれしたのが五百万年前。今や人間の腸の中だけでもざっと百種類、十兆個もの細菌がすみ、消化など大切な役割を果たしている。
このところの抗菌製品による副作用は、後から地球に姿を見せた生物界の後輩が、先輩にしっぺ返しを受けた結果と見ることもできる。抗菌剤の乱用は、身の回りに生息する細菌の勢力バランスを崩し、ある細菌だけが増殖して、別の疾患を生み出す可能性がある。むろん不潔は良くないが、常識的な抗菌を超えて無菌化へと進み過ぎれば細菌に対する抵抗力のない人間が増えるのは必然である。
日本経済新聞2001年6月2日より
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大賛成である。最近、花粉症の患者さんの臨床結果で、体質改善を計り、菌に対して抵抗力をつけながら、「花粉に慣らす」「花粉から逃げない」治療を実施した結果、花粉症が治る、軽減するケースが増えています。(すぐに効果は現われないが次の年には、軽減している)やはり免疫機能の問題なので、この「 細菌たち」とは、闘ってはいけないと思う。薬物で抑えてはいけないのです。もちろん症状により薬物による対処は必要です。
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