

 |
 |

 |
 |
 |
 |
 |
     |
 |
 |
 |

抗菌の逆襲


サプリメント(栄養補助食品)の取り過ぎに注意
健康ブームを背景に、ビタミンやミネラルなどを含むサプリメント(栄養補助食品)の人気が高まっている。日常の食事で足りない栄養素を手軽に補え、うまく使えば健康維持に効果がある。だがビタミンなどの中には過剰に摂取すると健康に悪影響を与えるものもあり、飲み過ぎには注意が必要だ。
人間は体内で様々な物質を合成して身体を作り、維持している。だが中にはどうしても合成できない物質がある。例えばたんばく質をつくるのに必要なアミノ酸は二十種類あるが、このうち八種類は体内で合成不可能だ。またファーストフードなどを好む現代人の食生活は食べるものがかたよりがちで、栄養バランスが悪くなりやすい。
日頃の食生活で足りない栄養分を補う意味ではサプリメントは有効だが、使い方には注意が必要である。なぜなら自分にどの栄養素が不足しているかを正しく認識するのは極めて難しいからである。
人間が自覚できるのは、「おなかがすいた」「のどがかわいた」「甘いものが食べたい」「塩辛いものが食べたい」などだけで、栄養分の不足は自覚できない為、実際に自分にどのビタミンが足りないかは分からない。このためひとりよがりの判断で多量に摂取すると副作用が起きることが考えられる。
サプリメントを使うときには専門家に相談するなど、自分の食生活で何が不足しているかを正確に把握することが大切である。市販されている様々なサプリメントは、ほとんど有効成分が含まれていないものがある一方、医薬品並みの効果を持つものまで様々である。錠剤になっていると普通には一度に摂取できない量を一気に食べられる為、十分に足りている栄養分を過剰に摂取してしまうことも起りうる。
特に妊婦は注意が必要である。ある大学の実験結果で、妊娠したネズミがビタミンAを大量に摂取すると奇形の子が生まれる確立が高くなった。亜鉛などの金属の過剰摂取も胎児に悪影響を及ぼす。栄養は本来バランスの良い食生活を通じて取るものということを忘れてはならない。 日本経済新聞2001年6月4日
厚生労働省が定めた一日当たりの摂取目安量

| 物質名 | 下限量〜上限量
 |
| カルシウム | 250mg〜600mg |
| 鉄 | 4mg〜10mg |
| ナイアシン | 5mg〜15mg |
| パンテトン酸 | 2mg〜30mg |
| ビオチン | 10μg〜500μg |
| ビタミンA | 180μg〜600μg |
| ビタミンB1 | 0.3mg〜25mg |
| ビタミンB2 | 0.4mg〜12mg |
| ビタミンB6 | 0.5mg〜10mg |
| ビタミンB12 | 0.8μg〜60μg |
| ビタミンC | 35mg〜1000mg |
| ビタミンD | 0.9μg〜5.0μg |
| ビタミンE | 3mg〜150mg |
| 葉酸 | 70μg〜200μg |
 |
 |
 |
 |



昔、カイロの学校の栄養学の授業で脂溶性ビタミンと水溶性ビタミンの内、脂溶性ビタミン(D,A,K,E)は過剰に取り過ぎると副作用があると習った記憶があって、上表のような水溶性(B,C等)については、安心していたのですが、現在ではかなりの栄養素で上限量が定められているのを認識しました。また、カイロの治療に来られた患者さんに対して、自然治癒力を生かす為にも、各人に対して栄養のコンサルティングの必要性を再認識いたしました。
| |  |