中高年に広が頚椎病にご用心

中高年になると慢性的な頭痛、肩凝り、指先のシビレ等に悩む人が増える。このうちのかなりの症状が首の骨の変形する頚椎症という病気に起因する事はあまり知られていない。無理をしたり自己流の療法を選んだりすると、症状はますます重くなる事があるので、まず医者の診断を受けてじっくりと治療に取り組む事が大切だ。

(中略)

頚椎症は交通事故等で起きる場合もあるが、椎間板等の変形のほとんどは加齢に伴ってしだいに進行する。誰でも年を取ると避けられない運命であり、伊藤教授は「60歳以上は70%がこの病気を持っており、そのうち半分の人に具体的に症状があるはず」と推測する。
頚椎症の悪化を防ぐには、首を安静に保つのが一番だ。首を後ろに反らすと神経に圧迫するので、激しい運動は要注意。首が反ってしまううつ伏せ寝は禁物で、高めの枕に代えるなどして仰向けに寝る。医学的な治療法としては首のけん引、患部の加温、むち打ち症の治療にも使われるカラーの装着等があり、我慢できない痛みには鎮痛剤を用いる。
症状がひどくなると、「自律神経失調症のような症状」(近藤教授)を来し、痛みが身体のあちこちに広がる患者もいる。脊髄に圧迫が及ぶと、ボタンをはめるなどの細かいし手指の動作が困難になり、歩行傷害、排尿傷害が起きる。高齢の場合痴呆症との見分けがつかない場合が多い。
日本経済新聞夕刊5月31日



今回は二つの点で少し反論させて頂きます。
この頚椎症は確かに多い症状です。神経を圧迫しての痛みはとても耐えられない痛みで、寝るのも大変な状態になります。文中で東京女子医科大学の伊藤教授が言われているように「首の5番目と6番目の間が一番よく動くので、椎間板への負担がそれだけ重くなる。
ところが椎間板を損傷しても首自体が痛む事は少ないので首の病気とは気づきにくい。」そうなのです。進行している状態に気がつかないのです。 症状が出た時には、後ろには反らせる事ができなくなり、少し前かがみな状態でしかいられなくなります。そこで反論の一つ目は、文中にあった枕を高くするという事です。これは、神経圧迫を取り除く為に後部を開く意味で推奨されていると思うのですが、どうしてもこの状態でしか寝れない人以外は逆に症 状を悪化させてしまいます。症状を軽減させてあげるのと同時にどうしてそうなったか、原因を考え治療しなければいけません。
それには、まくらは、低いものを使っている人の場合は、あえて高くする必要はありません。使い方を注意します。また、高いものを使っている人は徐々に低くする方向で考えて行かなくてはならないと思います。背骨の軸を考えて治療するのがポイントです。背骨は軸がしっかりしていないと正常に機能しないのです。(質問ある方はメール下さい。もう少し詳しく説明します。)
もう一点は、「頚椎症ご用心」と言っているのですが、一番大事な予防に触れていません。伊藤教授が言われるように誰でも年をとると避けられない運命であり、60歳以上は70%がこの病気を持っているのです。

どうすればいいか? どう予防すればいいか?
僕の考えは、頚椎の5番と6番ばかりに負担をかけなければいいのです。それには、首の骨は全部で7つです。その骨すべてで頭の重さをバランスよく支えてあげればいいのです。それには筋肉が働かなければいけません。という事は、やはり姿勢なのです。予防を考えるべきです。

頚椎症予備軍発見法(KIZU流)

 ・仰向けで寝れなくなってきた。
 ・枕を高くしないと寝れない。
 ・後ろに首を反らすと痛みないし違和感がある。
 ・前かがみになっていると楽である。
 ・座っていると顎があがってしまう。
 ・腕が真上に上げにくくなってきた。(耳につくか?)
 ・背中が丸まってきたと感じる。

以上の項目で2個以上注意、4個以上は要注意(要治療)

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