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「背中に刃物」この意識が綺麗に見せる


市村正親さん(1949.1.28 生れ。74年劇団四季に入団。その後数々の舞台で活躍)
僕は、バレエをやっているのですが、バレエは指の先から背中、つま先まで、全身に意識をおかなければいけない。
バレエは、肩を下げながら肘を上げるとか、やわらかそうに見えるけど実は凄い緊張との闘い。だから、背中にいつも人の視線を感じられる緊張感がありま す。その半面、身体の前側については目がある分、油断しているかもいれませんね。だって、へそで何かを感じると言う事はないでしょう?気配っていうのは後ろで感じるものなんだよね。背中は目がないだけに油断できないところ。
僕の場合、舞台の上では、決して「見られている」のではなく、「見せている」ようにしています。お客様に引き際を見せているんだ、後ろ姿で、ほら、歌舞伎も見せているでしょう。舞台の役者はやっぱり「背中が芝居をしている。背中で語っている」よね。そこが舞台では「キメ」だったりするんです。
だから女性も「見られる」というより「見せる」為の努力をする事が大切。「見せる為に」磨くとか猫背にならない、とか。たとえば背中に銃や刃物をつきつけられたら猫背にはならないよね。だからいつも「背中に刃物」を意識して歩くと、背中も張って綺麗に見える。「背中にこんにゃく」つけてダラーンではだめ。電車の中の立ち姿だけでも「きっとこの子は頭もよくて、仕事もできるだろうなー」ってわかりますよ。反対もいるけど。
印象的な背中といえば坂東玉三郎さんの背中。映画では「風と共に去りぬ」のビビアン・リーの立ち姿。「ローマの休日」のオードリー・ヘップバーン演ずる王女の凛とした姿も、まさに凛とした背中の美しさ。
Saita 4月8日号
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さすが第一線の舞台で活躍されている役者さんだからこそ「見られる」のではなく 「見せる」その積極性が必要なんですね。一歩前を歩く感じですね。頑張らなくてはいけません!!
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