脳を活性化する-PART2

もう一つ、脳を活性化する経路がある。身体の動く部分を動かす事だ!
「まず手、それに足、そしてあご。目も動かせるけど、あごの比ではない。つまり、体の中で動かせる所ってこの三つしかないんですよ。脳にはそれらからの情報の受け皿があって、動かせば、動かすほど、脳にどんどん刺激が行く。なのに、果たして僕たちは十分に動かしているだろうか」自信を持って、はい、と言える人はきっと少ないだろう。
「人間は二本足で立つ事で人間へのみちを歩き始めた。でも、ずいぶん長い間姿勢が悪くて脳がまったく発達しなかったんですよ。脳が発達したのは、姿勢がよくなり、歩くようになり、手を動かして道具を作るようになり、食べ物を焼いて食べる事であごも良く動かすようになってから。足と手とあごからの刺激が脳を劇的に進化させたんです」。
姿勢を良くするだけでも、脳は活性化するというし、手は外に飛び出した脳といわれる。「今の人は姿勢が悪いね… 丸の内に吸い込まれていくサラリーマンなんて進化してない頃の人間みたいですよ。それに比べて、手を動かす人は元気でしょう。陶芸家にしても絵描きにしても、音楽家にしても、年をとってますます眼光炯々としている」
さらに、あごを動かす事が、脳にとって特に重要なのには驚かされる。「脳の受け皿は足から25%を、手から25%を、あとの50%はなんとあごから情報を得てるんです。だから、食事が大切。今、くたびれている人は、あごを動かしていない人だと僕は思っているんですよ。コンビニの食べ物でただ腹をふとらすという、餌を食べるような食べ方では駄目。本当に物を味わい、かみしめ、50%の情報を脳に叩き込みたいね」。 噛むという行為の驚くべき効用はこれだけには止まらない。「一時間くらいかけて食事をすると、唾液がたくさん出る。一日に一升近く出るんです。唾液は物を飲み込みやすくし、消化液を出すというのは昔からわかっていたけれど、最近唾液の中にはウイルスを殺すホルモンが5種類以上見つかったんですよ。風邪のウイルスや癌に関するウイルスを」
良く噛まない人は風邪を引きやすいし、がんにもなりやすいと言われる日も近いかもしれない。「それに、かむ事で耳下腺からインシュリンが出てくる。噛む事は糖尿病も抑制するんだね。また、記憶力を良くするホルモンも脳から出る。このホルモンは良く噛んだ2時間後に出てくるそうだから、朝食は食べるべきという理屈もよくわかる」。 さらに、さらに、良く噛むと自然と姿勢も良くなる。すると、頭痛や肩凝りや腰痛にもなりにくくなる。「僕たちは今まで、ひたすら便利を追ってきたけど、超便利は心を貧しくし、身体をかえって疲れさせるだけ。バブルもはじけたし、そろそろ自分たちの進化を歩みを過去から学ぶ時代だと思いますね」
クロワッサン1999年2月25日 京都大学名誉教授 大島 清先生著



脳は、人間が考える為にあるようだけど、考えるだけでは浪費するだけで脳に刺激を与えなければ活性化しないのです。考えて動かさないとだめなのです。また、脳から抹消への伝達を一方通行にしてはいけないのでしょう。でも、自然にやっている事のようで、行なっていないようです。また、わかってはいるけど大した事と思わないで見過ごしている気がします。
姿勢、歩く、食事、良く噛む、運動ほんとわかっているけどやっていない。でも簡単にできる事ばかりという気がしますが。
唯一、姿勢は、自分の姿勢が自覚できていないのと、どうしていいかが具体的にわからないので難しいかもしれません。そんな時は、僕に相談して下さい。

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