脊柱管狭窄症に類似した頑固な腰痛と坐骨神経痛(54歳男性)

初回、腰部から左足太ももの痛みと歩き出すと痛みが増強して歩行困難な状態であった。また、肩から背中にかけても凝った感じがある。一日14時間以上のデスクワークが続いて症状が悪化した模様。 整形外科を受診して、椎間板の変性との診断で、痛みどめをもらったが効果なく来院する。


姿勢検査と脊柱・骨盤の静的・動的検査より股関節屈筋群が固まり、肩が前に巻きこみ骨盤が後傾した、長時間のデスクワークで起こる典型的な状態であることがわかりました。 歩行相でも身体がくの字になり、重いショルダーバックを持って歩くことが多かったようで、背中から腰にかけて余計に負担をかけていました。 整形外科テストでは、SLRテスト(足を伸ばしながら挙上し、腰から足への痛みを評価するテスト)で30度ほどで陽性反応が腰部に出現し、関節ROM(関節可能域テスト)では、前後屈で痛みが増強する。特に前屈が痛みが増す状態であった。脊柱管狭窄症も疑うが、前屈での痛み増強より、狭窄の可能性は残しながら施術効果をみていくこととする。


初回の施術では、主に骨盤の後傾と胸椎全般の後方変位を取り除くようにする。また股関節屈筋群(大腿四頭筋含む)の固まりをリリースしていく。横隔膜や腹直筋の緊張も取り除くようにする。 治療後は楽になるが、また戻ってしまうことを数回繰り返す。この時点で、後屈での症状がなくなり脊柱管狭窄症の可能性は少ないとみる。 そこで、日常習慣の改善を図るため、座り方から歩き方、そして鞄の持ち方の修正をしていく。 また、1時間座った後には、骨盤後傾を改善させるセルフストレッチを必ず行ってもらうようにする。 週に1回の施術を2カ月行い、症状は緩和した。

デスクワークによる骨盤の後傾と脊椎の後わんは、40−50代の男性に多い症状です。 背もたれにもたれかかるような猫背や背中で座るような姿勢で座っている方が多く見受けられます。 時間が長いことから座り姿勢から次の動作で立っても身体がリセットされず、 座り方で固まった猫背姿勢が一日とれない状態になる症状であります。 結果、様々な日常習慣にも影響してくるものです。
今回のケースも思ったよりか治療に時間がかかりました。それは前述したように、日常の座り姿勢や歩き方が大きく影響していると考えられます。
  KIZUカイロプラクティック本院 木津直昭

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