45歳男性。八重洲勤務、デスクワーカー。
2〜3ヶ月前から仕事が忙しく左肩甲骨周辺が凝るようになった。
徐々に左腕が上がらなくなり、疼痛と運動制限を訴えて来院。
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初診時、全体の姿勢は猫背で特に上部胸椎の後弯が強くなっていた。
可動検査では屈曲(腕を前から上げる動作)120度、外転(腕を外に上げる動作)60度まで上げると左肩周辺に痛みがある。特に上腕骨の可動性が減少し、腕を上げると肩甲骨と一体となって動いてしまう状態であった。
以前から続いていた筋疲労と猫背により肩関節への負担が集中して癒着を引き起こしてしまい
肩甲骨と上腕骨の連動性が失われていた。
治療は肩関節周囲の筋緊張を取り除き、癒着して動かない肩甲上腕関節に可動性をつけるため少しずつモービリゼーションを施す。
肩甲上腕リズムとは?
肩関節はすべて上腕骨と肩甲骨の連動性からなり「肩甲上腕リズム」と呼ばれています。
肩関節が外転90度の時、上腕骨60度、肩甲骨30度動いています。
外転180度の時、上腕骨120度、肩甲骨60度動いています。
また、肩関節の全体の運動を100%とすると上腕60%、肩甲骨30%、、鎖骨を含めた体幹10%の協調運動に分担されているのです。
 
今回のケースを再現してみます。仮に、猫背になって腕を上げてみて下さい。すると腕はどうやっても真上まで上がりません。
そして肩周辺に負担がかかり無理をすると痛みも感じてきます。これは猫背により肩甲骨の
可動性が低下して肩甲上腕リズムが崩れてしまっているからなのです。
 
3回の治療で痛みはほぼ無くなる。しかし運動制限がまだ少し残るため
肩甲上腕リズムを破綻させている猫背を治療継続中。
(担当:MAIN 松本 智由)
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