■マウス症候群〜頭痛を伴う首から腕にかけての痛み


27歳女性
頭痛を伴う首から腕にかけての痛みを訴え来院。
症状は1ヶ月前の寝違えから始まり、始めは首の痛みだけだったが徐々に腕のだるさや痛み、頭痛が出始めた。
整形外科を受診しレントゲン検査を受けたところストレートネックと言われたが椎間板ヘルニア等は見つからなかった。通院中は牽引を行い鎮痛剤を服用していたが徐々に効果が感じられなくなっていた。
仕事中に長時間パソコンを操作していると悪化し、普段はマウスとキーボードを半々で使っている。
また、長時間の外出後にも同様の症状が出る事がある。
姿勢検査では、猫背やストレートネックも見受けられたが、重心が右外方に流れ、左肩と比較して右肩が極端に下がってしまっていた。
その為、首の可動域検査では右に首をかしげる動作が困難になっていた。
右腕の痛み、だるさの症状に関しては検査上での再現性は無かった。
加えて、ストレートネックと猫背によって後頭部の筋群は過度緊張していた。
その他の検査では問題は見当たらず、痛みの再現等も無かった。

また、検査時に普段の仕事中の姿勢をチェックしたところマウス使用時に極端に身体が右に流れる姿勢になっており、普段から右肘にバッグを掛けている為、立位姿勢でも同様の傾向が見られた。

上記の結果から、主に左右の姿勢のバランスを取るようにアプローチ。
緊張している筋群の緩和と、不均衡になっている関節の可動性のバランスを整えた。また、補助的に猫背とストレートネックに対してもアプローチし背骨、体幹の安定性の向上を図った。
3回目の治療で自覚症状は半減し、5回目の治療時には症状と共に検査上の問題は消失した。

今回の症状はマウス症候群に含まれる典型的な姿勢の問題でした。症状や姿勢、痛みの再現性なども特徴的なものです。加えて、かばんの持ち方などでもこの症状は悪化する事があります。

・バッグを片側の肘に掛けている
・肩掛けかばんを同じ肩に掛けている

上記の事に当てはまり、その後で首や肩に掛けての痛みが出る、寝違えを起こす等の症状が出る方は要注意です。
鏡を前にして片方の肩が下がっているかどうかチェックしてみてください。
今回のケースは非常に軽度の症状でしたが、慢性化し姿勢の問題が長期化すると、回復と維持にはトレーニングやリハビリが必要になります。
マウス症候群ストレートネックのチェックに該当する方は早めの対処をお勧めします。

(担当:ANNEX 佐藤)

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