29歳女性。以前から慢性的に口を開くと右顎からシャリシャリと音がしていた。
最近口が開きにくくなったので歯科医院に行ったら顎関節症の診断を受けた。
指で強制的に口を開く運動をしていたが口を動かさなくても痛みがでるようになり
夜も寝れなくなってしまい来院する。
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初診時、指一つほど右にスライドするように開口する。右顎に痛みとシャリシャリ音がする。
咀嚼筋である右の側頭筋、こう筋などの閉口筋の緊張が強くてうまく開口できない。
右頚部〜肩のかけても筋の緊張が強く首全体が右に傾き詰まっている状態で右下顎の
前方の滑り運動もない状態であった。
また、開口するには下顎が下がると同時に上顎もわずかに動く必要があるが、姿勢が猫背の影響で頚椎のカーブのないストレートネックであることから、頚椎の伸展がうまくできずに上顎が動かず開口
しずらいようだった。
治療は右の側頭筋、こう筋、後頭下筋群の緊張をとりながら右下顎の前方滑りの動きをつける
ようにアプローチ。同時に猫背、ストレートネックと頚椎一番の左側方変位を矯正し全体の
バランスをとる。
自宅では開口運動は中止して顎関節の関節円板に影響のある外側翼突筋をほぐすように指導。
4回の治療で痛みは消失。10回の治療で食事をしても痛みはでなくなった。
開口もほぼ真っ直ぐできるようになったがまだシャリシャリと音がするので姿勢全体の
バランスをとりながら継続治療中。
(担当:MAIN 松本 智由)
顎に関する臨床ファイル
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