■ランニング障害D下肢帯アライメントの崩れによる膝痛


34歳女性
3−4年前からジョギングを始める。ここ1ヶ月前間、ジョギングする頻度が多くなった。
その頃から走ると右膝に痛みが出現するようになる。現在は普通の歩行でも痛む、特に階段から降りる時に痛みが強い。以前より慢性的な肩こりもあり、身体の歪みは気になっていた。
初診時、姿勢検査で重心の偏りが目立つ。
膝関節の整形外科的検査は陰性所見。
関節可動域検査では左股関節の屈曲ROM減少。
また12歳の時に右足首内反捻挫による骨折をしているため、右距骨、足底から足背にかけてのROM減少。
筋肉は、右膝関節屈筋群の弱化、左膝関節屈筋群の硬縮(大腿二頭筋)が見られる。また左中殿筋、左腰部方形筋の緊張強い。
治療は、右距骨の足底への動揺性を取り除き、テーピング固定する。
また右腓骨の外側への動揺性を防ぐためにテーピング固定する。左腰部から左膝関節屈筋群までの硬縮を取り除き、骨盤のバランスを整える。自宅では、右膝関節屈筋群と足底アーチ改善の強化運動を行ってもらう。
2回の治療後には、3日連続で10キロのジョギングが支障なくできるようになる。その後も経過観察しながら本人の希望である今月のハーフマラソン完走にむけて筋肉強化と骨盤・下腿のバランスを取り除く治療継続する。

今回のケースは、足底アーチから下腿骨・膝関節・股関節と下肢帯アライメントの崩れによるものでした。
ランナーが下肢帯アライメントが崩れると初期症状として足底筋やアキレス腱の張り、膝裏の張りや股関節の違和感等が現れるケースを多くみかけます。そのような自覚症状が出現したら、強い痛みが出る前に早期に専門医やカイロプラクターの治療をお勧めいたします。

(担当:MAIN 木津直昭)

ランニング障害@ 足底アーチ消失による足首の痛み
ランニング障害A ジョギング中の膝の痛み
ランニング障害B ジョギングによる膝の痛み−反張膝−
ランニング障害C ランニング中の膝の痛み
ランニング障害E ジョギング時の肩の痛み
ランニング障害F ランニング中のバランスの違和感と不自然さ



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