■筋緊張性頭痛(筋緊張型頭痛)〜こめかみの痛み、目の奥の痛み、吐き気〜


24歳女性、システムエンジニア。肩こり、首こりから始まり、後頭部の痛み、こめかみの痛み、目の奥の痛み、吐き気などの症状が出るので来院。
以前から肩こり、首こりはあったがデスクワークになってから悪化した。
寝起きから首と肩にこりを感じ、昼過ぎくらいからこりが悪化してくる。更に、後頭部、こめかみ、目の奥に痛みが出てきて、夕方になると吐き気が出る。
病院では筋緊張性頭痛(筋緊張型頭痛)と診断を受け、筋弛緩剤、ビタミン剤、痛み止めを処方された。
薬を飲むと楽にはなるが、効果の時間も次第に短くなり、薬を飲む頻度が増えてきた。
薬を飲み続けているせいか、最近では胃の調子も悪いと感じている。
初診時に、こめかみの痛みと吐き気を感じていた。
姿勢検査では所謂「首猫背」の状態で、背中の丸みが強くあごが上がった姿勢になっていた。 姿勢が崩れていることで、頚椎の正常なカーブが崩れ上部頸椎への負担が強くなり、後頭骨と第一、二頸椎に付着している筋(後頭下筋群)の緊張が強くみられた。
また、胸椎(背中)の後弯が強くなっていることにより、お腹を縮めるような体制をとっていた。

治療では、後頭下筋群の緊張を緩めることと、後頭骨と第一、二頚椎の構造的バランスを整え、頸椎のカーブを正すように行った。
また、胸椎(背中)の後弯が強いことも頸椎の緊張に関わっているので、胸椎に対しても後弯を戻すように行った。
初回の治療後こめかみの痛みと吐き気は消失した。 5回の治療で薬を飲む量が半減する程度まで改善。結果的に吐き気や胃の不調も感じなくなった。継続治療中。

今回はデスクワークによる筋緊張型頭痛の典型的なケースです。
姿勢が崩れた状態で、長時間同じ体勢で作業をする事が主な原因です。 頚椎〜胸椎〜腰椎と繋がっているため、どこかが崩れれば他にも必ず負担がかかっています。 今回は頭痛でしたが、この方は腰も痛くなる可能性が高いといえます。 場合によっては、手首や肘などにも症状が出ることも多々あります。(マウス症候群)
ひどくなると自律神経の問題や不眠なども起こしかねません。(背骨は自律神経と深い関係があります)

デスクワークでの症状は、特に座り方を注意し、デスク環境を整えることが重要です。 快適に仕事をこなせるように、まずは座り方とデスク環境を整えることを考えてみてください。
(担当:ANNEX 西村章)


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