35歳、男性。サッカーの練習中に体を切り返す時に腰が不安定で、
ボールを蹴る時に上手く力が伝わらないため来院。
2ヶ月前に仕事中に中腰で作業中に腰を痛め、体を真っ直ぐ起こす事が困難だった。
1ヶ月後に症状が落ち着いたため運動を再開。その後、練習は毎週、隔週で試合を行っている。
練習再開後、徐々に腰が不安定で力が入らない感じが出てきた。
以前に何度か腰を痛めた経験はあるが、長引くことは無かった。
日常生活上、問題は感じていない。
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初回の検査で、腰部の可動域検査による痛みの再現はなかったが、
股関節の可動域に制限が見られた。腰部後面、股関節周囲の筋に緊張が見られ、
腸腰筋と中殿筋の筋力検査において弱化が見られた。
姿勢のバランスを見ると腰部の前弯が強く、反り腰の状態になっていた。
まず、反り腰を改善するため腰部後面の筋緊張を緩和。加えて股関節の可動域を改善するようにアプローチ。併せて反り腰によって十分な筋力を発揮できていなかった腸腰筋、中殿筋の筋力を発揮できるようにした。
1回目の治療で筋の弱化に改善がみられた。反り腰に対して姿勢のアドバイスをし、腸腰筋と中殿筋の弱化に対してはトレーニングを指導した。5回の治療で不安定性は消失。予防として弱化した筋のトレーニングを強化し、更なる安定を図り治療を継続中。
腸腰筋、中殿筋ともに姿勢を保持する時に主として使われる筋肉です。腰のバランスが崩れ筋力が発揮しにくい状態になってしまうと、日常生活ではあまり気にならなくても、激しい運動や強い負荷がかかった時だけ症状を誘発する事があります。運動をされる方は普段の姿勢にも目を向けてみて下さい。
スポーツ障害における”身体の軸”について
(担当:MAIN 徳田)
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