9歳 小学生男子 4年前にも一度巻き爪で化膿する。
ここ一週間前より再び化膿し皮膚科医院にて巻き爪の処置をしてもらう。
その後、皮膚科の先生に紹介され来院する。(皮膚科医師より足底アーチの治療を依頼される。)
|  |
初診時、*写真2のように患部は化膿した状態が残っていた。*写真1のように姿勢バランスでは片足で立ってもらうと明らかに外反母趾になる骨重心である。足関節を調べると距骨・舟状骨・第一楔状骨が落下し、第一中足骨は外側への移動が起き、母指全体は外旋・外反していた。
治療は、まず足の痛みからくる身体全体のバランスを評価し、足関節における外反になる原因の除去を第一に考え、足関節にかかる骨重心をとる治療をする。また、それより上部関節である脛骨・大腿骨・股関節・骨盤へのリンクした歪みの改善をする。
治療は週一回で、テーピングにより関節移動を最小限にとどめ、自宅での体操により支持筋力UPをしてもらう。
右足の痛みは3週目には改善するが、その後かばっていた左足にも同じ症状出現する。再度全体のバランスを評価し、同様に足関節の問題除去する。治療開始より2ヶ月後には*写真3のように親指かかる力学的な負荷がなくなり痛みも消失する。
今回の症例を含め子供たち(小学生から中学生)が足の問題で来院するケースが増えています。偏平足・開帳足・外反母趾・足関節のガングリオンなど今までは成人の女性に多かった症状が幼い時期に出現しているのです。もちろん、この症状は歩く習慣の少ないデスクワーカー(成人の男性女性を問わず)にも増えています。
今回のケースのような幼い時期に、足底板(インソール)を入れるだけでは、根本的な改善に繋がらないことを理解しなければなりません。使い方を失った関節や筋肉に早期の適切な処置が必要なのです。これら足の問題は、その上位の関節すべて(言い換えれば身体全体)に悪影響を及ぼすからです。もしお子さんの足の変化に気がついたご両親は早急にご連絡頂ければと思います。 改めて子供たちへの姿勢を含めた対策が急務だと感じます。
(担当:MAIN 院長 木津直昭)
|