■肘から腕・肩・首にかけての痛み(テニス肘と診断を受けた)


50歳 女性 両肘と腕(前腕部)の痛みを訴えて来院。この痛みは1年前から 少しずつ始まった。仕事でパソコン作業のみをしていたが、一年前より箱から物 を出すような仕事もやるようになった。
 それから、まず朝起きる時に、手がこわばるようなった。続いて右肘が痛くな り〜前腕部〜肩まで広がっていった。今では両方痛いが、特に左側が痛む。
 整形外科ではテニス肘と診断され、湿布や電気を当てていたが効果がなかった。 また違うところでもレーザー治療をしたが効果がなかった。
今現在一番いたいのはマウスを使っているとき。
初診時にまず調べたことは、テニス肘と診断を受けているのでその問題があるか 検査。検査の結果、痛みの場所が近いだけで、特にテニス肘のような状態ではな く、炎症もほぼ無かった。
手首の関節と前腕部の筋肉の過緊張が目立っていた。 おそらくその影響で、肘〜肩にかけての負担が強くなり、症状として現れたと思 われる。肘の内旋(内側にひねる)で特に痛みが出ていた。他の動きでは肘への 違和感を訴えていた。
 治療では、手首の背屈(反る)への動きをつけること、前腕部の前側の筋肉の 緊張を取ること、そして、肘の関節(腕尺関節)の伸展+回旋(肘を伸ばす)を つけることに重点を置いて行った。
その時点で痛みが減少し、肘の内旋での動きがスムーズに出来るようになってい た。また、家庭でのストレッチとテーピングをしてもらった。
 痛みの原因は、筋肉の緊張と関節の動きの制限で、一定の動きに制限を加え、 それが原因となり筋肉の負荷を増大させていたと思われる。  2回の治療で肘の痛みはほぼ消失。動きの制限はまだ残っているので継続治療 中。

cf この場合は器質的な問題(炎症など)が強いのか、機能的な問題(動きの制 限など)が強いのかを判断する必要がある。器質的な問題がないにもかかわらず、 アイシングや湿布、電気の治療をやっても痛みは取れてこない。
(担当:ANNEX院長 近藤信男)

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